大滝詠一さんに聞いた話(音楽の楽しみ方について)

みなさんは、音楽を聴くとき、どのように聴くでしょう?
実は、音楽の聴き方には、いくつかの種類があるそうなんですよ。

料理に例えると分かりやすいそうです。
たとえば、デザートと前菜は違う楽しみ方をします。
杏仁豆腐と、きくらげの冷菜では違いますよね。
たとえば、すた丼とフランス料理のコースは、全然違います。
同じ美味しいものでも、美味しさのベクトルが違いますね。

それと同じように、音楽にもベクトルがあるそうです。
「しみる」音楽から「フレッシュな」音楽、「ぼーっとする」音楽まで。
大滝さんは、しみる音楽をやっているような音楽をやっている感じがします。

「フレッシュな音楽」といえば、たとえばDaftpunkのようなものだとしましょう。
それと、「しみる音楽」である大滝さんの曲を比べることはできません。
どっちが優れているということではないのです。
それは、杏仁豆腐ときくらげの冷菜を食べ比べして優劣を決めているようなもの。

大滝さんは、色々な料理の味を分かった方が楽しい、と言いました。
また、その逆で、たとえば和食一筋の人にしか見えない景色もあるかもしれません。

ま、大滝さんに聞いたんじゃなくて、自分で思った話なんですけどね。

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